決勝戦評
総勢26チームが鹿島ハイツに集まり、各チーム新入生を交え数々の激闘が繰り広げられた。
大会は、悪天候の中開催された。思うようなプレーができない中でも、着実に勝利を積み上げ決勝まで駒を進めたのはこの2チーム。
『東洋大学 FC Liberte B(以下:リベルタ)』
『法政大学 学団連サッカー部 A(以下:学団連)』
2日間悪天候が続いたが、決勝戦は快晴となり最高の環境でkick offの笛が鳴った。
学団連は、運動量と堅実なプレーでゲームの主導権を握る。
一方のリベルタは、しっかりDFラインを固め、縦に早い攻撃で攻守を切り替える。
開始早々、ゲームが動く。
前半05分
学団連 14番富樫 PA外右側から豪快なミドルシュート。これが、サイドネットに突き刺さった。
このまま学団連のペースで進むかと思われたが、リベルタがカウンターからゴールを奪う。
前半11分
リベルタのカウンター。学団連が必死にクリアするも、リベルタはクリアブロックでボールを逃がさない。
その中から、リベルタ 9番 古川 相手DFと体を上手く入れ替え、左隅にボールを流し込んだ。
1-1と同点になり、再びリベルタが勢いを取り戻した。
その中で、学団連の17番田中は、リベルタDFを苦しめ数多くチャンスメイクした。(大会MVP)
このまま前半が終了。
後半は、学団連の独壇場となった。
後半03分 17番田中がPA左サイド外から左足のミドルシュート。見事サイドネットに突き刺さる。
後半07分 22番高橋が混戦から抜け出し、ゴールへ流し込んだ。高橋は大会通算7ゴール目。
続けて、
11分には7番町田、19分に6番菅野がゴール。
結果を見れば、5-1と学団連が強さを見せつける決勝戦となった。
勝負を分けたのは、運動量と疲労した中での技術力。
後半の学団連の強さは、まさに運動量と洗練された技術が目立っていた。
この決勝戦で大会唯一のグリーンカードが出た。
ベンチに控えていたリベルタ25番平川の素早いボール拾いにグリーンカード。
今後も引き続き、グリーンカードをもらえるプレイヤーになって欲しい。
決勝に進出した両チームは、2-3年生を中心としたチームであった。
この2チームの後輩(1年生)がこの試合を見て、今後どう成長し活躍するか期待したい。