決勝戦評
W杯が熾烈な戦いを繰り広げるなか、
ここ波崎でも激突が繰り広げられる。
今大会は降りしきる雨のなかの開催となったが、
選手達の熱気に後押しされ決勝では太陽の日差しがグランドを照らした。
決勝戦に勝ち進んだのは、中央大学サッカー同好会Dと明治大学体同連Bだ。(以下中大サカ同D、明治体同連B)
両チームとも、ベンチを覆い尽くすほどの応援団である。
この声援を力に選ばれし選手達は、戦いの火蓋を切ろうとしている。
前半、試合は両チームとも球際の戦いをバチバチと繰り広げる。
選手1人1人の勝ちたい気持ちが球際に現れ、その気持ちが両チームの応援にも勢いを付ける。
明治体同連Bは12六田のドリブルがさえわたる。スピードに乗ったドリブルは中大サカ同DのDFを切り裂いていく。
だが、中大サカ同Dの69寺島がこれをことごとく止める。69寺島は空中線にも強く、相手のロングボールに対しても
しっかりと跳ね返し、中大サカ同DのDFリーダーとも思える。
前半をスコアレスドローで折り返す。
後半、中大サカ同Dの10金子が攻撃を組み立てる。ドリブルとパスを使い分チームにチャンスを生み出していく。
だがここで明治体同連Bの6河辺がことごとく中大サカ同Dの攻撃を遮断していく。
両チームのDFリーダーはこの試合屈指のハードワーカーで間違いなであろう。
ゲームを動かしたのは、18分中大サカ同Dの10金子がコーナーキックを頭で合わせ先制。
なかなか動かなかった、ゲームを動かした。
明治体同連Bは1点を追うべく猛攻を仕掛ける。左サイドを切り裂きシュートを打つもゴールならず。
直後のコーナーキック、惜しくもゴールにはつながらず。
決死の猛攻もここでタイムアップ。
見事接戦を制した中央大学サッカー同好会Dチームが優勝を成し遂げた。
見ごたえのある試合を繰り広げてくれた両チームだが、応援団も迫力あるパフォーマンスを繰り広げてくれた。
チームが一つになって戦う姿に、強いチームワークを感じた大会となった。