京都産業大学 ONZE T 1-2 京都産業大学 ONZE M
6月、丹波の美しい空の中繰り広げられたPremier①アスコザパークTANBA。
関西地域や東海地域の強豪チームが揃ったこの大会だったが、
黄金時代を謳歌する京都産業大学 ONZEが接戦をものにし続け、決勝は兄弟対決の様相を呈した。
両チームPKや1点差のゲームも厳しい試合もありながら、終盤の粘りをしっかりと見せつけ、
決勝へコマを進めてきた。
試合は序盤から高いテンションで攻防を繰り返す展開。
互いに優勝への強い意欲を見せ、同チーム対決とは思えないほど、激しいタックルも多数見られ、 否応なしに盛り上がっていく。
すると今大会高いパフォーマンスを見せてきたONZE Mの丹羽が右サイドから鋭いクロスをゴール前へ。
それをタイミングよく入り込んできた角谷が合わせてゴールを揺らし、先制に成功。
先制を許したONZE Tは下を向くこと無く、逆襲に打って出る。
幾度となく攻め込むものの、ONZE Mのキャプテン丸山が決定的なシーンを許さない。
このまま0-1で試合を折り返す。
後半に入っても両チーム運動量が下がることなくハイテンションのゲームは続く。
中盤のプレスが効き始め、中々互いに決定的なチャンスを生み出せない。
しかし、ゴール前の攻防からペナルティエリア外、25m辺りにいた丹羽へボールが渡り、 美しいフォロースルーから地を這うようなシュートがゴールへ向かう。
これをONZE TのGK、下村が手を伸ばすが、僅かに足りず、ボールがネットを揺らした。
アシストを決めた丹羽が今度はゴールを決め0-2。
このまま終われないONZE Tは最後の粘りを見せるべく、シンプルにボールを動かし始める。
すると、福井が上手いドリブルで抜け出して決定的なチャンスを作り出す。
惜しくもシュートは弾かれたものの、それを曲谷が押し込み、1点を返すことに成功。
だが、反撃もここまで。
1-2でONZE Mの勝利。
ONZEの大会とも呼べるほど、圧倒的な力を見せた。これが今後も続いていくのか注目したい。