2017/4/22(土)〜4/23(日) Guam Championship 本大会 in菅平高原

2017/4/22(土)〜4/23(日) Guam Championship 本大会 in菅平高原
  • 準優勝

    準優勝
    東洋大学 FC Liberte
  • 第3位

    第3位
    法政大学 学団連サッカー部
  • 第3位

    第3位
    早稲田大学 理工サッカー部
  • 大会総評

    各地域での予選大会を勝ち抜いた精鋭15チームが凌ぎを削りあったGuam Championship本大会。
    グループリーグから各試合でハイクオリティな闘いが繰り広げられ、決勝トーナメントではファイナルで見てもおかしくないカードが目白押しとなる中、
    一段一段着実に駒を進めた東洋大学 FC Liberte、京都産業大学 ONZEの2チームがファイナルの舞台へ辿り着いた。

    個々の確かな技術が輝く個性派集団の東洋大学 FC Liberte、
    1試合1試合チーム全員で全力で楽しみながら関東勢をなぎ倒してきた関西の雄、京都産業大学 ONZE。
    両チームともに個性が際立つ『色』のあるチーム同士のファイナルとなった。

    天候にも恵まれ、快晴のピッチに立つ両チーム。
    共に試合前からグアムへの熱い想いを口にする中、運命のKick off を迎えた。

    開始直後3分、京都産業大学 ONZE(以後、ONZE)8番桑垣が左からドリブルで持ち込み、シュート。これがオープニングシュートとなる。
    続く7分、東洋大学 FC Liberte(以後、リベルタ)39番榊原がペナルティエリア左から、シュート。

    前半戦序盤は、緊張からかONZEが準決勝の勢いを見せられず、徐々にリベルタが中盤を支配。

    10分、リベルタ34番深尾が右からのボールをトーキックでゴールを狙うも力が入らず。
    11分には、リベルタ39番榊原が見るもの全員を欺くロングシュートをハーフウェイライン手前から試みるも、ゴール上を越えてしまう。
    15分には、ONZE55番香川が絶妙なアーリークロス。8番桑垣は、そのボールを受けるとそのままドリブルでペナルティエリアへ侵入。
    しかし、リベルタDF陣も体を上手く入れてプロック。
    すると今度は、17分にリベルタ34番深尾が絶好のタイミングでスルーパスを16番西岡へ。西岡はそのままシュートを放つも、ボール1個分ゴール左へ逸れ、得点とはならず。 これが前半一番の得点の雰囲気を感じさせるシーンとなった。

    拮抗したまま迎えた24分、リベルタは右サイドからクロスを上げる。12番天下谷が難しい体勢から体をひねりながらヘッド。
    華麗な放物線を描いたボールは、ゴール右隅へ吸い込まれ、1-0。前半終了間際に均衡が破れる。
    その直後にONZEも負けじと8番桑垣がドリブルでサイドをえぐり、クロス。51番三谷が合わせるも、ゴールラインを割り、同点ならず。

    落ち着いた入りから打って変わって白熱した前半はここで終了。
    前半途中からONZEベンチメンバーの声援が大きくなり、チームを盛り立てた印象。

    後半は前半の流れのまま、テンションの高い試合運びとなり、2分にはONZE7番谷本がCKを直接狙うなど、ベンチの声と共にチーム全体が活気付くONZE。
    徐々にONZEが試合を盛り立てる展開へ。

    すると前半から鋭い動きでリベルタゴールに襲い掛かっていたONZE8番桑垣が右サイドを三度えぐると、マイナスに折り返す。
    中央で待ち構えた56番豊島がこれを落ちついて合わせ、同点。

    試合は再度拮抗するかに思えたその直後の後半5分。右サイドで与えられたリベルタのFK。
    キッカーは2番山川。大きく弧を描いたボールは、吸い込まれるかの様に長身FW西岡の頭へ。
    西岡が完璧に合わせ、ゴール左隅へ。
    のっけからハイテンションの後半戦は、2-1と再びリベルタがリード。

    後半11分、ONZE56番豊島が左サイドをドリブル突破し、クロス。これは合わず。
    13分には、右FKを7番谷本が狙うも直接GKへ。

    その後は両者互いに譲らず、試合終了かと思われた後半23分。
    なんとかペナルティエリアへ侵入したONZE56番豊島がエリア内で倒され、PK獲得。
    これを落ち着いて沈め、2-2同点。劇的な展開でONZEが追いつき、試合は延長戦へ。

    延長前半戦は互いに譲らずスコアレスのまま、延長後半へ突入。

    誰もがPKの2文字が脳裏によぎる中、延長後半開始直後、
    ONZE51番三谷が左サイドを駆け上がり、クロス。
    ゆっくり、ふわりと放物線を描いたボールは中央で待つ15番丹羽の右足へドンぴしゃり。
    これを丹羽が確実にインサイドボレー。
    放たれたボールは、綺麗にゴール左へ吸い込まれ、劇的以外に表現の仕様がない逆転弾が決まる。

    その後、リベルタも全員で攻め立てるもONZE DF陣を攻略出来ず・・
    無情にも試合終了の笛がなり、京都産業大学 ONZEが関西勢初のグアム遠征を勝ち取った。

    両チームともに、ファイナルに相応しい熱戦を繰り広げ、観る者を魅了した。

2017/4/22(土)〜4/23(日) Guam Championship 本大会 in菅平高原 トーナメント表

PHOTOフィールド