大会総評
Guam Championship千年の森J-wingsラウンドの決勝へ駒を進めたのは、
予選リーグ同グループも直接対決のなかった日本大学 理工サッカー部 A と
東洋大学 FC fasciner。
それぞれ接戦を物にし、着実に決勝まで登りつめた実力派同士の対戦となった。
前半立ち上がりから、両者互いに一歩も譲らず中盤で凌ぎを削る展開となるものの、しばらくは膠着状態が続く。
そんな中、前半20分頃、ファシーネゴール前であわやオウンゴールというクリアから、日大理工 Aがコーナーキックを獲得。
しかしこのコーナーキックをチャンスへ繋げることは出来ず。
今度は負けじと22分、東洋fasciner。25番岡部からのスルーパスを、
9番岩崎が裏で受けると、そのまま左足を振り抜きシュート。
これは惜しくもゴール右へ外れる。
徐々に試合に動きが出始め、迎えた24分、
日大理工 A16番佐藤がセンターサークルを少し越えた辺りからコンパクトに右足を振りぬく。
放たれたボールは綺麗な放物線を描き、ゴール左上へ吸い込まれる。
前半終了間際に、「お見事」としか表現出来無いスーパーゴールが決まり、
試合の均衡が破られる。
そしてその直後に前半が終了。
後半開始も変わらず互いにせめぎ合う中、
後半8分、東洋fasciner88番中村が日大理工ゴール前へドリブルで抜け出し、
右足シュート。
これを日大理工GK岡田が弾くも、跳ね返った球をfascinerが矢継ぎ早に頭で押し込む。
しかしこのボールはバーを叩き、同点ならず。絶好機をモノに出来ず。
後半9分、東洋fasciner9番岩崎のシュートを日大理工DFが弾きだした所に、
待ち構えたfasciner16番森が右足一閃。
これもゴール右側へそれる。
日大理工がメンバー交代を駆使し、試合に変化を与えながら応戦するも、後半はfascinerが巻き返しを計る展開へ。
14分に18番田村、20分に25番岡部と、東洋fascinerがシュートチャンスを作るも、なかなかゴールを割れず。
後半も刻々と時を刻み、終了間際の24分。
東洋fascinerがペナルティエリア左角付近でフリーキックを獲得。
蹴るのはキャプテン16番森。しかし、右足から放たれたボールは大きく右へ逸れる。
その後、試合は大きく動かずタイムアップ。
16番佐藤のゴラッソを守りきった日本大学理工サッカー部 AがJ−wingsラウンドの頂点へと輝いた。
なお、
大会最優秀選手には決勝戦で決勝点を決めた日本大学理工サッカー部 A 佐藤が選出された。
両チームのチャンピオンシップでの活躍に期待したい。