【決勝戦評】
『神奈川大学 Esperance』vs『早稲田大学 理工サッカー部』
世代別No.1を決める学年別大会。2年生で決勝戦まで駒を進めたのはこの2チーム。
『神奈川大学 Esperance(以下:エスペ)』『早稲田大学 理工サッカー部(以下:早理)』
最後の1勝を賭けた試合は、エスペのkick offで試合開始。
前半2分 ファーストシュートを放ったのはエスペ20番熊谷。
ここからエスペが主導権を握り始めるが、ゴール前の精度を欠き得点に繋がらない。
一方の早理は、エスペプレスに圧倒されポゼッションされるも、安定した守備で得点を許さない。
ゲームが進むにつれてエスペのプレスになれた早理は、徐々にペースを掴み始める。
ただ、エスペ39番村井と46番緒方が攻撃の芽を摘み、反撃を許さない。
前半20分、早くも18番宮瀬を投入し変化を加えるも、決定機には繋がらず…
前半は運動量とポゼッション力でエスペペース。早理は守備の時間が続き我慢するゲーム展開に。
立ち上がりのペースを掴んだのはエスペ。
エスペ15番竹村は、運動量が豊富で守備と攻撃どちらの能力も兼ねた選手。要所で魅せるプレーはチームを勢いを与えた。
エスペはチャンスを作るも得点に繋がらない。
後半10分、早理が左サイドを崩しチャンスを作るもエスペGK石川がビックセーブ。この1分後、均衡を破るゴールが生まれた。
エスペが右サイドを突破しクロス、9番石塚が気持ちでゴールに流し込んだ。
これ以上、失点の許されない早理は3番高橋と2番田頭を交代。
失点を切っ掛けに、早理もリスクを犯し攻撃の枚数を増やすが、エスペのDFラインを崩しきれない。
残り5分
エスペ監督兼選手の10番中田がピッチへ。
守備よりも攻撃に出るための交代。結果的にエスペは早理エリア内でPKをもらい追加点。
このまま、エスペがリズムを崩すことなく試合終了。2-0でエスペが優勝。
早理は昨年の1年生大会に続き準優勝に終わったが、2年連続で準優勝することは簡単ではない。
この安定した早理が一皮むけ、多くのタイトルを手にするのは時間の問題か…
一方、優勝したエスペは初タイトル。
優勝することを予想したチームはいただろうか。ダークホースとして躍進したエスペ。
新1、2年生が混ざり、「世代No.1」の次にどのタイトルを手にするのか…今後の活躍が楽しみだ。