決勝戦評
第17回目を迎えた稲穂FESTA。昨年の雨とは打って変わり晴天に恵まれた今大会。
関東地域の大学で結果を残している17団体23チームと、関西から唯一参加の同志社大学三ツ葉キッカーズを加えた
総勢24チームの強豪チームが鹿島ハイツに集い、熱い試合が繰り広げられた。
そんな稲穂FESTAの決勝に駒を進めたのは、2年連続の決勝進出・そして連覇を目指す『早稲田大学 稲穂キッカーズ A』と
決勝トーナメントでの厳しい戦いを制し虎視眈々と優勝を狙う『明治大学 体同連サッカー部 A』。
アンセムとともにピッチへ入場した両チーム。ベンチ・スタンドからの大きな声援が相まって決勝らしい雰囲気で、
14時開始を告げるkick offの笛が鳴った。
前半、主導権を握るべく球際での激しい攻防が繰り広げられ、
ともにチームの特徴を活かした攻撃で先制点を狙っていた。
待望の先制点が生まれたのは、前半10分。
稲穂キッカーズの10番中島が持ち前のスピードで裏へ抜け出し、GKの1vs1を冷静に決める。
チームキャプテンが今大会4点目となるゴールで優勝を一歩手繰り寄せた。
対する体同連サッカー部も19分、PA内で倒されPKを獲得。
しかしこのPKを32番辻が失敗。同点弾とはならず。
試合はこのまま稲穂のリードで後半へ。
後半同点弾を狙う体同連サッカー部が3分、PA外中央からのミドルシュート、
そして8分右サイドのスローインから崩し、8番古川のシュートも稲穂DF陣の必至のブロックで得点とはならず。
その後選手交代で打開を図り、あと少しのところまで相手ゴールを脅かした体同連だったが、最後までネットは揺らせず万事休す。
第17回稲穂FESTAは、稲穂キッカーズAの連覇で幕を閉じた。